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J-659 ソルベ&ジェラート J-659 C キャラ 黄金の風 悪 P(1) S0 T1 ☆ ★「無言のメッセージ」 自分山札を5枚オープンし、その中にある『ディアボロ』のキャラカードを好きなだけ自分手札に入れる。それ以外のカードは山札に戻してシャッフルする。 風 ソルベ、ジェラート 人間 出典: 暗殺チームの2人。 各種『ディアボロ』を手札に呼び寄せる能力をもつ。 風の1コストキャラとして見ても有用であり、風奇コストであるJ-735 ジョルノVSディアボロ も対象であることから、風悪以外の風デッキにも採用できる。 ヒーローJ-724 ディアボロは仮にデッキに入れていてもこのカードで手札 に入れることはできない。 第8弾現在の『ディアボロ』 J-671 ヴィネガー・ドッピオ J-672 時を飛ばすディアボロ J-673 ディアボロ J-735 ジョルノVSディアボロ J-773 ディアボロ PR-018 ヴィネガー・ドッピオ PR-019 ディアボロ
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第三話『格差の世界』 「さっさと起きろ」 ベッドを2,3回蹴ったがルイズはまだ起きない。 頭を6回ほど蹴るとようやくもぞもぞと動き出した。 「ふぁ…ああ……」 「朝だぞ」 「むにゅ……もうちょっとだったのに……」 「何がだ?」 「……誰よアンタ?」 リンゴォは黙っていたがやがて思考能力を取り戻したルイズは、 目の前の男が何なのかを思い出した。 「あぁ…そうだった、そうだったわ…。平民なのね、現実なのねこれって……」 理解したくない現実をどうにか理解し、ルイズはリンゴォに向き直る。 「服と下着」 「これか?」 「それよ。……着替え手伝って」 「確か……『使い魔』とやらは奴隷でも召使でもないとお前は言ったはずだが……」 本来は洗濯だって使い魔の仕事ではない。 使い魔と奴隷の仕事の境界線がリンゴォにとってどこなのか、それは定かでないが、 この要求は奴隷の仕事だ、と彼は感じ取ったらしい。 「しょーがないじゃないの! アンタは『平民』で! 何もできやしないんだから!」 「出来る仕事を与えてるだけ、ありがたいと思いなさいよねッ!」 「わかったなら、服ッ!」 「それと! お前とは何様のつもりよ!」 リンゴォ・ロードアゲインが何も言わずにルイズを着替えさせてやったのは、 立て続けにしゃべっている彼女の言い分に納得したからではない。 こんな女とこれ以上の会話を続ける事が、心底面倒くさかったからだ。 「服が崩れてるじゃない! もう少し上手くやりなさいよ!」 「…だったら自分で着ればいい」 窓から外を眺めながらリンゴォは考える。 別にリンゴォはルイズに興味があるわけではないし、彼女がどう傲慢に生きようと知った事ではない。 何を命令されようが内容は高が知れているし、自分には関係のない出来事だ。 しかし、こうも近くで小うるさい事を喚く存在だというのなら話は別だ。 まだ『主人』が後ろで何か喚いているが彼は無視した。 (この女のところで働きながら気長に『相手』を探すつもりだったが……) 「ボーっとしてんじゃあないわよ! 出るわよ! ついて来なさい」 向かった先は『アルヴィーズの食堂』。 食卓の上の料理を見ればリンゴォでなくとも『豪華』と思うだろう。 「ちょっと! ボサッとしないで椅子でも引いたらどうなの?」 椅子を引いてやるが、ルイズはまだ「まったく…だから平民は……」などと呟いている。 周囲を見回すとリンゴォは質問した。 「オレの朝食はあるのか?」 「あぁ、そこのそれよ」 『そこのそれ』……床の上に置いてある、これでもかというくらい貧相なスープとパン。 食卓と床――その高さの差が、そのまま貴族と平民の差だった。 しかし、リンゴォの頭に浮かんだ疑問と言えば、これだけ豪華な食事を出す貴族の学院のどこに、 こんな貧相な食事の需要があるのか、ということだった。 視界の隅で、給仕をしているシエスタの姿を発見し、リンゴォは成程、と思った。 「いい? 本来は使い魔は外で食べるところをわたしが特別に中で―― ちょっとどこ行くのよ勝手に!」 得意気に話す『ご主人様』を置いて『使い魔』は勝手にどこかに行こうとしている。 「何もお前たちと一緒に食べる必要は無いだろう……。俺はその辺で食っておく。 食事が終わったら呼べ……」 「…『たち』? どーゆーことよ、っていうかまた『お前』って言ったわね!? フン、勝手に外で食べるがいいわ。けど今日の昼食は抜きだからね!!」 ルイズ一人なら我慢できる。しかしこれだけの人数となると、それは無理だった。 それにもうここでの用は済んでいる。確認したのは『ここにはいない』という事。 ルイズの怒鳴り声に反応して、周りの貴族どもがひそひそと話している。 いくつか耳に入ったのは『ゼロのルイズ』『平民を召喚』『ゼロ』『ゼロ』『ゼロ』……。 どうやら自分たちのことらしい。だが、『ゼロ』とはなんだ? そういえば、他の使い魔はどんなのだ? ルイズの言い草からして、人間の使い魔が珍しい事は想像に難くない。 まあ、いずれわかる事だ。 「ほら、行くわよ!」 次の行き先は教室。 惨劇の授業が始まる。
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歩いて、歩いて、歩き続けて……。 一度として立ち止まることはしなかった。一度として道を逸れることもしなかった。 輝き、照らし出す灯りは道標だった。俺は自分だけを信じ、自分だけの道を進んできた。“俺”だけの“気持ちのいい”道だ。 それが急に途切れることなんぞ、考えたこともなかった。 進むか、倒れるか、そのどちらかだと思って生きてきた。途中で野垂れ死ぬならばそれまでのことだと、ここまで鞭打ち、歩いてきた。 だというのならば、この先俺はどうしろというのだ。道はもうない。光ももう見えない。 俺は失った……。俺はもう、全てを失ったんだ……! ▼ ―――それでは良い朝を! スティーブン・スティールの言葉が宙に消えるのを、男は長いことぼんやりと見つめていた。 何を見ているわけでもない。その目は空虚で哀愁を誘うほどに、何も写してはいなかった。 いつからだろう。今のこんな生き方しかできないとわかったのは。 リンゴォ・ロードアゲインは自身の記憶を一つずつ振り返っていった。 覚えている限りの一番古い記憶から、つい最近の事まで。そして数時間前のことを。 空を見上げれば飛び立っていく鳥の姿が見えた。リンゴォはその姿をぼんやりと見つめた。鳥が見えなくなるまで、見つめていた。 鳩が置いてった名簿にのっている『エシディシ』の文字。放送の男が読みあげたその名前。それを聞くのがたまらなく嫌で、信じられなくて。 気がつけば足元に散らばる細切れの紙くず。冷たくもない横風が吹くと、細く裂かれた破片が舞う。 季節外れの雪のようだ。男の冷たい頬をさっと撫でると、名簿だったモノは遠く彼方に飛んでいった。 「俺は、信じないぞ」 それは何を? レオーネ・アバッキオと呼ばれた男の話を? パンナコッタ・フーゴと言った青年の言葉を? スティーブン・スティールが行った放送の内容を? それとも……これまで自身が歩いてきた道のりを、だろうか。 男はどうしようもなく、男の道しか知らなかった。彼は悲しくなるほどに、男の世界でしか生きられない男だった。 信じなければ死を意味する。しかし死ですら、男の世界を内包している。 それはつまり死ぬことと生きることの否定だった。男の世界を失ったリンゴォは、生きることも死ぬこともできなくなった。 彼に残された道は、自分を誤魔化しながら生きていくという道だけだった。 「……ケほッ」 乾いた咳、続いて聞こえるぴちゃりと液体が滴る音。吐き出した唾には血が混じっていた。リンゴォは顔をしかめる。 だがいくら誤魔化そうとも、どれほど強く否定しようとも……いや、否定したからこそ、その歪みは彼を容赦なく蝕む。 生まれつき、リンゴォは皮膚が弱く、ちょっとしたことで擦りむいたり、血が止まらなくなったりした。或いは病気にかかりやすい体質でもあった。 今、彼の健康状態はその時のものに戻りつつあった。咳が止まらない。簡単に出血する。男の世界を取りあげられた代償が、彼の身体を追いこんでいた。 リンゴォはゆっくりと息を吸うと、足を進めた。向かう先はわからない。ただそこに留まる理由がもうなかった。 わかっている、彼だって自分の体に何が起きているか。自分がどんな矛盾を抱えているのか、わかっている。 でも、それでも彼は男の世界を進む。リンゴォ・ロードアゲイン、不器用で真っすぐな男。あまりに不器用すぎる男。 口の端から流れ出た血をぬぐい、男は進む。東から昇った太陽が彼の行く先を照らすと、まるで道は光り輝いているかのようにも見える。 光を探せ、光輝く道を……。しかし、そう呟いた男の眼に、光は宿っていなかった。 ―――これは呪いを解く物語なのかもしれない。男の世界に別れを告げることはできなかった、一人の男の物語。 【D-6 中央/1日目 朝】 【リンゴォ・ロードアゲイン】 [時間軸] JC8巻、ジャイロが小屋に乗り込んできて、お互い『後に引けなくなった』直後 [スタンド] 『マンダム』(現在使用不可能) [状態] 右腕筋肉切断、幼少期の病状発症、絶望 [装備] DIOの投げナイフ1本 [道具] 基本支給品、不明支給品1(確認済)、DIOの投げナイフ×5(内折れているもの二本) [思考・状況] 基本行動方針:??? 1.それでも、決着をつけるために、エシディシ(アバッキオ)と果し合いをする。 [備考] ※名簿を破り捨てました。眼もほとんど通していません。 ※幼少期の病状は適当な感じで、以降の書き手さんにお任せします。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 087 怪物は蘇ったのか リンゴォ・ロードアゲイン 131 死神に愛された者たち
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ディスクブレイカー☆フラン『門番の頭に突き刺さるDISC』 不穏な『気』を察知し、紅魔館の門番、紅美鈴は目を覚ました。 目の前には、ギリシャやローマの拳闘士にも似た風貌の、青い肌の大男。 「……侵入者だッ!」 美鈴はすぐに大男に向かって弾幕を放つ。 煌びやかな光を放つ光弾は大男に向かって行く。 目の前の大男は弾幕を前にして、 「オラッ! オラッ!」 拳を振るい、弾幕を打ち砕く。 光の粒が、大男の周囲に散らばる。 それを突き破るようにして、拳を握り締めた美鈴が大男に肉薄した。 弾幕は、ただの目くらましだったのだ。 「やぁッ!」 美鈴の左拳が、大男の顔に向かう。 「オラァッ!」 大男が右拳を振るい、美鈴を殴り飛ばそうとするが、それは美鈴の右手がブロック。 美鈴の左拳も、大男の右手で跳ね除けられ、再び振るわれる大男の右拳を美鈴は左手で掴む。 右手を掴まれた大男は右腕を円を描くように振り払い、美鈴の手を離させる。 その描かれた円の中心に美鈴は右拳を突き出し、大男はそれを首を振って避ける。 再び首を振って美鈴の右手を突き飛ばすと、大男は左拳を美鈴の胴めがけて振るう。 美鈴は半身になってそれを避け、左肘を大男の胴に突き出す。 大男も半身になって避けると、半身に移動する力を使って回転、強力な右拳の裏拳を振るう。 美鈴はすぐさま右拳を振るい、相手の裏拳の軌道を上に逸らす。 そして、お互いに二歩下がる。 「こいつ……只者じゃないッ!」 拳を構え、目の前の大男――スタープラチナを見据える美鈴。 一方、スタープラチナは何の構えも見せず、ただただ突っ立っている。 「構えを見せない……そういう流派なのか?」 半歩、美鈴は引き下がる。 半歩、スタープラチナは前進する。 美鈴は深く息を吐き、次で決めるために『気』を集中させる。 そして一歩を踏み出すべく左足を上げた時―― 「ねぇ、美鈴。何やってんの?」 フランの能天気な声が背後から聞こえてきた。 意外な方向から飛んできた場違いな雰囲気の声に、美鈴は変に力が抜けて盛大にこける。 「うわ! あやし~い」 美鈴がこけてしまったため、彼女と相対していたスタープラチナの姿がフランの目に入る。 「妹様の手を煩わせるまでもありません。ここは私に任せてください」 美鈴は立ち上がり、再び構える。 「パチュリーの持ってた漫画でその台詞言ってたキャラが勝っていた例がないなぁ」 「……ともかく、妹様はまだ力の使い方に慣れていないでしょう。りんごの外側を壊さずに内側だけを壊すこと、できるようになりましたか?」 「う……それはまだ出来てない……メロンは出来るようになったけど……」 視線を伏せて唸るフラン。 「でしょう? 今の妹様ではアイツを倒すことは出来ても、他のまでに被害が及ぶ危険がありますから、私がやるのですよ」 「でも、向こう凄く強そうだよ。ムキムキマッチョだし」 「ムキムキマッチョは関係ありません。咲夜さんやお嬢様はムキムキマッチョじゃなくても強いでしょう?」 「…………」 美鈴に言われて、フランは頭の中にムキムキマッチョな咲夜とレミリアを思い浮かべた。 頭痛がした。 一旦このことを考えることを止め、フランはうなづく。 「確かに、見た目と強さは違うね」 「でしょう? とりあえず、私は目の前のムキムキマッチョをどうにかします。妹様は先に帰っていてください」 「うん。解った。ところで美鈴、その頭に刺さっているの何?」 フランは美鈴の頭を指差す。 フランの指の先には、きらきら輝く一枚のDISC 「へ?」 美鈴は思わず上を向く。そんなことしても自分の頭なんて見えないのに。 両手で、頭を触る。 確かに、何かが頭の上にあるような感触がある。 「それはDISCだ」 「「うわ!」」 予想外のタイミングで、予想外の男の声が聞こえてきた。 「あんた、誰?」 フランは美鈴の背後を指差す。 美鈴の背後には、ピンク色の髪の男が立っている。 「そこの中国風の女、お前の頭に刺さっているのはDISCだ」 「えっと……誰?」 「恐らく、お前の目の前に立ちはだかっているスタープラチナの」 男――ディアボロは美鈴とフランの話を聞いていなかった。 「ここでスタプラのDISCが手に入るのは非常に嬉しい。そのDISC、もらうぞ」 そのままディアボロは美鈴の頭に手を伸ばし、DISCをつまんで、引っ張る。 が、抜けない。 「…………」 辺りが、静かになった。 風が、吹き抜けた。 三人の前に立ちはだかるスタープラチナは動かない。 「そうか。DISCの適正が中途半端にあるため抜くに抜けないのか」 ディアボロは、ため息をつく。 「「だから、アンタ誰!?」」 二人がかりの怒鳴り声に、ディアボロは少しのけぞった。 「そこまで大声を出さなくてもいいじゃないか。俺はディアボロ。いずれ頂点を取り戻す男だ」 「へぇ、それでその頂点を取り戻す男がここに何の用ですか?」 ジト目でディアボロを見つめるフラン。非常に大人気ない。 「俺は馬鹿二人に追われてここに来た。あのままだと俺は鵜飼いの鵜にされて死んでいただろう」 真顔で答えるディアボロ。 「「鵜飼いの鵜ねぇ……ぷくく」」 目の前の男が紐で縛られて川を泳ぐ光景を頭に浮かべたフランと美鈴は、思わず噴き出してしまった。 「わ、笑うな! 本当の事だったんだからな!」 「わかった。わかったわ。ところで、あなた目の前にいるムキムキマッチョのことについて何か知っているみたいね」 美鈴は笑いをこらえながら、視線をスタープラチナへと流す。 ディアボロは、スタープラチナを見ると、頷き目の前の事態について話すことにした。 そうした方が、自分に得だと思ったからだ。 「あれは、スタープラチナ。最強クラスのスタンド使い、空条承太郎のスタンド……の記録だ」 「記録? 何それ」 美鈴の隣に立つフランが首を傾げた。 頭の上に疑問符を浮かべるその表情が実に無邪気で可愛らしい。 「本来、スタンドは同じものが二つも存在することはありえない。だが、俺がいた所、奇妙なダンジョンの中ではそのスタンドが記録という形で存在していたのだ」 「なるほど……さっぱりわからない」 真顔で頷くフラン。その表情からはディアボロが何を言っているのか本当に理解していないようだ。 「ある記録は独立して動き、襲い掛かる。ある記録はDISCという形をとり、またある記録は俺の手助けをしてくれた」 「なるほど……で、私の目の前にいるのが、あなたが言っている襲い掛かってくる記録、と」 美鈴はディアボロが言っている事が少し理解できたらしく、頷いている。 「惜しいな。今回のケースは特殊だ。本来DISCを装備するには適正っていうのが必要だ。適正が無いとDISCは身に着けることはできない。お前の場合は中途半端に適正があるから、DISCの中のスタンドが暴走しているだけだろう」 ディアボロはスタープラチナへと歩み寄る。 「こいつを倒すことが出来れば、お前の頭に中途半端に刺さっているDISCが抜ける……たぶん。俺は目の前のこいつを倒してそのDISCを貰い受ける。」 持っている『エピタフのDISC+99★8』を攻撃用に、『メイドインヘヴンのDISC+3★5』を防御用にセットしてスタープラチナへと歩を進める。 あと一歩で射程距離内に入る。 美鈴とフランの二人はそれを見守る。 そしてディアボロが一歩を踏み出したとき、カチリという音がした。 「まさか……」 ディアボロの背筋に怖気が走った。 バシ! と物騒な音がしてディアボロの頭からDISCが三枚、飛び出す。 こんなところにホワイトスネイクの罠があった。 「何でこんな所にイイィ―――z___ッ!」 「オラァァァーッ!」 スタープラチナの拳が振るわれる。 「オラオラオラオラオラオラオラ……オオオオラァァーッ! スタープラチナの拳が流星群のようにディアボロに降りかかる。 ディアボロは、死んだ。 ←to be continued
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第十五話『土くれを撃て』 人気のない夜の森、場違いな巨人がそこに立っていた。 眼前のゴーレムにキュルケは不覚にも恐怖した。 命を奪うものに対する本能的な恐怖―― 本能を怒りが塗りつぶしていくのに、二秒とかからなかった。 怒りが闘争本能を呼び覚まし、次の瞬間には憤怒の炎が敵に躍り掛かる。 炎は届かない。既にゴーレムの左腕が遮っている。 ゴーレムはその勢いで腰を捻り、反対の腕を振りかぶる。 キュルケにはその動きが随分とゆっくりに見えたが、 それは飽くまで人の大きさであればの話であり、その拳速は―― ゴーレムの拳は地面をまるでバターのように削り取った。 間一髪、キュルケは咄嗟に地面に転がって回避する。 しかし、その拳圧で吹き飛ばされた小石で足を痛めてしまう。 痛みはあるが、すぐ近くにいたルイズのほうが気にかかる。痛みを意に介しているヒマもない。 体を素早く転がして周囲を確認する。 (いた! どうやら無事なようね。そしてダーリンもタバサも) 「キュルケ! 大丈夫!?」 「これしきの痛み、へこたれないわよ!」 そして転がったままの勢いで立ち上がると、キュルケはゴーレムを、いやフーケを睨みつけた。 (特に親しくはなかったけど…仇は討つわ、ミス・ロングビル――) キュルケには、敵をじっくり睨みつけているヒマはなかった。 ゴーレムの第二撃。一瞬の隙だった。 (しまった! かわす? 足――駄目、間に合わない――――) 思わず目を閉じる。体を衝撃が襲う。 身体が、宙に浮いた感覚―― (こんなに、呆気ないなんて――) 1秒、2秒…妙だ、とキュルケは思った。 風を感じて、彼女は目を開けた。 「…ありがと、タバサ」 何とかキュルケをつれて上空に避難したタバサ。キュルケは足に傷を負ったが大した負傷ではない。 「アタシのことより、ルイズとダーリンは?」 「シルフィードのスピードでも、今の一瞬では一人拾うのが精一杯だった」 「まさか、二人とも…!」 シルフィードから身を乗り出して下を見ると、取り敢えずキュルケはほっとした。 ルイズたちもなんとか無事のようだ。 しかしこのままではルイズたちがじきにやられてしまうのは目に見えている。 「早くあの二人も!」 タバサを急かすが、迂闊に近寄れない、と首を振られる。 敵にフレイムボールをぶち込むも、簡単に防がれ、キュルケは歯噛みした。 リンゴォ・ロードアゲインが剣を抜き放った。同時に左手が光るのを感じ、身体が軽くなる。 「お! やっと抜いてくれたか! まあ一丁、よろしく頼むぜ、『相棒』!」 機嫌よく声を張り上げたデルフリンガーだが、リンゴォはその声を無視。軽くへこんだ。 「あの…その…デルフリンガーっていうんだよろしくねー、あなたのお名前なんてーの? …はは…」 もう少しフレンドリーに話しかけてみるが、リンゴォは軽く無視。涙の出ない己を恨んだ。 ゴーレムのパンチが地面の穴を増やしていく。 冷静に回避していくリンゴォと、どうにかして生き延びるルイズ。 ゴーレムの拳は凄まじいスピードだ。しかし、打ち終わった瞬間には、そのスピードはゼロになる。 リンゴォが狙ったのはその一瞬。攻撃の隙、後の先を取る。 地面に突き刺さった巨大な腕を断ち切る。 「まずは一本だ…」 「よっしゃあ流石相棒! その調子で達磨作りと洒落込むか!」 「それもどうやら、無理のようだな」 ゴーレムの腕があっという間に再生していく。だがデルフリンガーは、会話が成立したのが嬉しかった。 「剣では無理か。本体を直接狙うしかあるまい」 ポイ、と剣を投げると、腰の銃を抜き放つ。地面に刺さった剣が何かぼやいている。 「え、なに? ひょっとしてオレ、出番終わり?」 ひょっとしたら敵のレベルを見誤ったのかもしれない、タバサはそう考えた。 ここから先は犠牲を覚悟しなくては成功の無いレベルの世界だ。 自分や、あのリンゴォ・ロードアゲインはともかくとして、キュルケたちを失いたくはなかった。 タバサは結論を出す。 「ここは戦略的撤退」 「逃げるですって!? この状況で? 冗談じゃないわ!」 ルイズたちを見捨てるような発言をしたと勘違いされたと思い、すぐに付け加える。 「勿論彼女たちも一緒に」 しかし、キュルケはその言葉を受け入れようとはしなかった。 「タバサ……ミス・ロングビルが殺られたのよ? アイツをただではおけないッ!」 「わたしたちまでやられてしまっては、元も子もない」 キュルケを説得しながらも、ゴーレムの隙を探るが、なかなかいいタイミングがない。 挑発や攻撃で隙を作ろうとしても、全て防がれた。 「タバサ、アイツには然るべき報いが必要よ!」 より厄介な事態は、キュルケが燃え上がってしまったことだった。 巨大な土の拳がリンゴォを押し潰そうと迫る。避けながらリンゴォは、敵の隙を探していた。 突然、フーケのゴーレムが爆発した。と言っても、胴体の一部が削れただけだが。 フーケはゴーレムの肩で舌打ちをした。 「まだいたのかヴァリエール…足手まといだ、さっさと消えろ」 リンゴォは事も無げに言い放つ。しかし、それを素直に聞くルイズではない。 「嫌よ、使い魔の分際で指図しないで! そうでなくたって、人がせっかく買ってやった剣を放り投げる 様な恩知らずの言う事なんて、誰が聞くもんですか!」 後ろの方で『ソウダソウダ、オレヲ振レー』と言う声が聞こえるが、ルイズもなんとなく無視した。 ゴーレムの攻撃は、今度はルイズ目掛けて飛んできた。 みっともなくひっくり返ったが、どうにかして回避する。 「それにね! わたしは貴族なのよ! 仲間を殺った敵に背を――」 拳を打ち込んだ腕をほんの少し曲げると、ゴーレムはルイズを薙ぎ払った。 「キャッ!」 ルイズは一瞬、戦いの中で戦いを忘れた。いや、そもそも戦いを認識していたのか―― 本来なら、ルイズは死んでいたはずである。 ゴーレムの手が当たる直前、突風が吹き、ルイズはよろめいた。 よろめいたと言うより、体重の軽いルイズはむしろ吹っ飛ばされた。 そのわずかな一瞬が、ゴーレムの描く死の円運動よりルイズの命を救ったのである。 しかし、錬金され鋼鉄と化していたゴーレムの指先がルイズの服を掠め、破けた。 破けただけでは済まされない。その衝撃たるや、ルイズはものの6,7メイルもぶっ飛ばされ、 その意識を刈り取られた。 「オイ! 大丈夫か嬢ちゃん!!」 近くに刺さっていたデルフリンガーが大声を上げるが、ルイズは目覚めなかった。 左腕が変な方向に曲がっている。恐らく内臓にもかなりの衝撃があっただろう。 フーケは二度目の舌打ちをすると、再び標的をリンゴォに戻した。 タバサにはわからない事だらけだった。 なぜ賊は姿を現したのか? 姿も見せずロングビルを殺せたというのに。 こちらを挑発して逃さないためか? しかしここでわざわざ自分たちを殺すメリットがわからない。 (『破壊の杖』もその『使い方』も、フーケは目的を達したはず) だというのに、ここへ来てなぜ戦うのか。正体を知られたならともかく、今はそうではない。 (戦い方も、何か変) キュルケにしたような容赦ない追撃を、ゴーレムはもう行っていない。 タバサたちにとってはありがたいことだが、生身の二人、本来なら死んでいておかしくない。 ルイズにいたっては、気絶しているというのに。 確かに今フーケは空と陸の二組を相手にしている。とはいえ、あまりにもぎこちない。 フーケの注意力が散漫というわけでもない。タバサたちの攻撃は全て簡単に防がれている。 しかし観察の甲斐あって、タバサはゴーレムの動きの特徴を発見した。 (警戒している……?) 先程からフーケは、リンゴォに『だけ』姿を見せていない。 常にリンゴォに対してゴーレムの影の中にいる。そのためリンゴォはまだ一発も撃てていない。 どこで知ったのかはタバサにはわからなかったが、フーケは『銃』を警戒していると見て間違いない。 その上リンゴォは今人間にしては異常なスピードで動き回っている。 敵がルイズに止めを刺さないのも、リンゴォの近くで迂闊に動けないからだ、とタバサは考えた。 だが、一つわかると、ますますわからないことになってくる。 そうまでしてなぜ自分たちと戦おうとするのか。 「タバサ! このままじゃあ二人がやられてしまうわッ」 確かに、キュルケの言うとおりだった。今はそれを考えても仕方が無い。 ここはルイズたちを助け出し、生き延びる事を最優先に考えなければならない。 もう誰一人失わせない。タバサはそう決意した。 「どうにかして隙を作り出す。『一瞬』あれば救出は出来る」 これにキュルケが返した言葉は、タバサにとってまったく予想外のものだった。 「何を言ってるのよ、いい? フーケのヤツをブチのめすってことが! 『救出』ってことなのよ!」 しまった、とタバサは思った。キュルケは冷静さを失っている。 「さっきも言ったように、わたしたちまでやられるリスクは犯せない」 たった今タバサは決意したばかりである。重要なのは全員で帰ることだ。 フーケを倒すことは出来るが、無傷で済むとは思えない。死ぬかもしれない。そんなのは駄目だ。 死なせるわけには、いかない。 「いい? タバサ…学院には『全員で』帰るのよ」 「だから……」 「あのゴーレムの中にはまだミス・ロングビルがいる」 タバサの言葉を遮ってキュルケが続ける。 「彼女の『誇り』と『魂』を取り戻して学院に一緒に帰る!」 「だからわたしはフーケを倒さなければならないッ!」 「…そしてここからじゃあそれは難しいわ。もっと近寄らなけりゃあ」 タバサは、キュルケがしゃべるのをじっと聞いていた。そして、静かに、悲しげに口を開いた。 「だけどそれは、とても危険。そんな作戦にわたしは協力できない」 「タバサはルイズたちを助けて逃げて。協力を頼むつもりは無いわ。…これはわたしの戦いよ。 わたしが『破壊の杖』をミス・ロングビルに渡していなければ、彼女が死ぬ事はなかったんだから」 キュルケは、優しすぎる。だからこそ自分の友なのだ、そう誇りに思い、しかしだからこそ失えない。 「…足手まといになる。…言いにくいけれどキュルケ、あなたは絶対にフーケには勝てない」 「…………なんですって?」 地上では、リンゴォがもう何十回目になるかの拳撃を避けていた。 何かよくわからない力のおかげで、随分と早く動く事が出来る。 しかし、拳を避けても風圧で吹き飛ぶ小石がダメージを蓄積させ、激しい運動は体力を削り取る。 賊は自分の射程範囲に決して姿を現さない。あの土人形に撃っても意味は無いだろう。 『マンダム』で時を戻したところで、何の意味も無い。このままではジリ貧で負ける。 決定的な隙が必要だった。 「お、オイッ! 大丈夫かよ相棒! 避けきれるのか!?」 地面に刺さったデルフリンガーがリンゴォを心配するが、それに答える余裕は彼には無い。 「まだ一回しか振ってもらってねぇんだぜ! 頼むから死んでくれるなよ!」 っていうかオレを振れ、と怒鳴りながら、倒れたルイズに声をかける。 「嬢ちゃんもさっさと目ェ覚ましな! こんな所じゃ死んじまうぜ! あ、でも逃げる前にオレを 相棒に渡してくれたらありがたいな~、なんて…ア痛ッ」 先程から何度も小石がぶつかってくる。幸運にも全てデルフにぶつかっているのでルイズに傷は無い。 「お前さんはこんなとこで終わっていい女じゃねぇんだ! だから早く目を覚ませ! 死んじまう気か! ル…あれ? 嬢ちゃん、名前なんつったっけか? …じゃなくて、逃げろ!」 再び、上空。 「なんですって、と訊いているのよ、タバサッ!」 「キュルケでは勝てない。無理だと言っている。…行けば負ける」 下の状況をチラリと確認すると、しっかりとキュルケの目を見つめて続けた。 「ルイズとの『決闘』の時もそうだった。勝てるはずだったのに、勝てる実力を持っていたのに、 ……あなたは敗れた。そして今度もまた負ける」 「そのときとは話がまるで違うわ!」 キュルケが反駁する。しかしタバサは変わらぬ眼で親友を見つめる。 「原因は同じ。誰のせいでもない、あなた自身の背後にある『感傷』のせいで敗れた」 「妙な事を…妙な事を言わないで、タバサ。わたしはツェルプストーの女よ? 『感傷』なんかで負けたりはしないわ!」 タバサはキュルケから顔を背ける。 「感傷のまま、怒りのままに闘っても、勝利を掴む事は出来ない」 見せたくなかった。己の唇から血が流れるのを。 「…怒りだけでは……どうすることも出来ない………!!」 唇の血を拭うと、再びタバサはキュルケのほうを向いた。 「…『仇』は必ず討つ…! だけど今は耐えなくては…! 今は生き残らなければならない……!」 握り締めた拳、爪が肉を破っていた。 そのとき、タバサの目はキュルケを向きながら、キュルケを見てはいなかった。 「いやよッ! ミス・ロングビルはアタシのせいで死んだ! タバサ、アンタを親友だとは思っているけどその忠告には従えない! 卑怯な手も使う、地獄に落ちることだってするわ…けど、逃げるってことだけは……」 「しないわッ!!」 瞬間、キュルケはシルフィードから飛び降りる。 「キュルケッ」 タバサの制止も聞かず、地面めがけて一直線に落ちていく。 そのままファイアボールを撃ち出すが、いとも簡単に全弾防がれる。 「フフ、怒りで我を忘れたか…いい的だぞッ!」 フーケのゴーレムが降りてくるキュルケにアッパーを繰り出す。 しかし、拳が当たる寸前にキュルケはフライで急加速、そのまま拳の隙間をすり抜ける。 「速いッ! ツェルプストー、ここまで動けるだとォ!」 タバサは友を止める事が不可能だと悟るやいなや、フーケを攻撃し、キュルケのサポートに回る。 「オオラァアッ!!」 キュルケが次にファイヤーボールを撃ったのは、フーケではなく、地面。 衝撃で舞い上がった砂埃に飛び込む。 一瞬の出来事だったが、タバサに気を取られたフーケはキュルケを完全に見失った。 「チィッ、どこへ消えた?」 「ここよクソ野郎ォォォオオオッ!!」 最大加速でフーケの後ろに回り、雄叫びを上げるキュルケ。 次の瞬間キュルケは、振り向いたフーケの『顔』を見た。 (ゴーレムは間に合わないッ! キュルケのほうが速い!) タバサは、止めを刺すための追撃体勢に入る。が、キュルケは攻撃をしない。 「ば…バカなッ! ミス――」 キュルケは両側から迫るゴーレムの手に気付けなかった。 グチャリ。 嫌な音がして、生肉のハンバーガーが完成した。 飛び散った『ケチャップ』が顔にかかったが、タバサは動じない。 タバサは見ていた。ルイズの使い魔の動きを。 攻撃は、最大の隙。止めを刺した瞬間の隙、見逃すはずがない。 リンゴォが『スイッチ』を入れた瞬間、キュルケは、地面から2,3メイルの高さに浮かんでいた。 タバサはシルフィードの目を通して土煙の中のキュルケを発見。 (なぜ動かないキュルケ!?) キュルケはそこで呆然として動こうとしない。 リンゴォが駆け出す。 (だがフーケにもなにが起こったかわからないハズッ) 攻撃はリンゴォに任せ、キュルケを拾い上げるために急降下する。 (シルフィードのスピードなら間に合う!) が、フーケはこの異常現象に動じた様子もなく、『破壊の杖』をいじくっている。 すれ違いざま、タバサはフーケと『目』があった――――瞬間、全てを理解した。 「ロングビルゥゥゥウ!!!」 タバサが吼える。その炎のような怒りを受け、シルフィードは更なる加速をする。 ゴーレムの足がキュルケに迫る。だがシルフィードはそれよりも圧倒的に速い。 「キュルケッ!」 親友を抱えあげる。そのスピードはまさしく疾風。ゴーレムなどでは追いつけない。 再び舞い上がるべく空を見上げる。 タバサは、『フーケ』が『破壊の杖』をこちらに向けるのを見た。そのローブの下の邪悪な笑みも。 直感が危機を教える。 (まずい――まだ『6秒』――) 爆炎がシルフィードもろとも二人を吹き飛ばした。 ルイズのそれとは桁外れの威力の爆発。 その爆発を起こした『破壊の杖』は地面に落ちていた。 「グアァッ! 畜生、肩が外れた!」 予想外の反動にフーケは顔を歪める。しかし、すぐに笑みが浮かんでくる。 (危うく墜落するとこだったわ…。だけど! 『使い方』はビンゴ! 威力は想像以上! 直撃はしなかったがあの爆発! …『ツイてる』!) タバサたちは地面に転がったままピクリとも動かない。 シルフィードの緊急回避のおかげで命は助かったが、完全に意識が飛んでいた。 それでもフーケが完璧に狙いを定めていれば木っ端微塵になっていたであろう。 フーケが『破壊の杖』を使いこなせなかったのは、タバサたちの幸運だった。 フーケはついつい笑いを堪え切れなかった。 地面に無様に転がっているタバサとキュルケ。二人の顔。 特にキュルケの、自分の『顔』を見たときの表情といったらたまらなかった。 「ク…ククク……」 「…プッ、『ロングビルの仇ィ!』ってとこかしらねぇ……それに」 タバサに目をやる。 「はしたなく叫んじゃって…おばかさぁん……」 フーケは既に勝利を確信していた。 タバサは目的を果たしている。 キュルケの救出。負傷はしたが、命は助かった。 攻撃は最大の隙。リンゴォに全てを託した。 リンゴォがフーケの姿を射程範囲に捉える。 たった一発の銃声。タバサにはそれで十分だった。 しかしリンゴォは止まらない。この距離では、一発では不十分。 ゴーレムの拳がリンゴォに迫る。しかし、リンゴォのほうが速い。 勝利の『二発目』――標的は、断末魔をあげる事さえなく、崩れ落ちた。 「あたしがそこまで無策だと思うかい?」 思いも寄らぬ場所から声が飛んできた。 リンゴォは瞬時にそこに銃口を向けるが、ゴーレムの拳が直撃し、吹っ飛ばされる。 その直前、リンゴォも敵を見た。 声の聞こえたのは、ゴーレムの足元。声の正体は、ロングビル。 大木に強かに体を打ちつけ、リンゴォは意識を失った。 「やっぱり…『油断』なんてするもんじゃあないね……」 ゴーレムの膝ほどの高さに浮く『フーケ』は、血の流れる右肩を押さえていた。 「まさか…吹っ飛ばされながら撃ってくるとは…さっき肩が外れたばかりなんだよ?」 「だけどまぁ…作戦はおおむね成功ってとこかね」 チラリと、ゴーレムの肩を見上げる。 「フン…アンタがブチ抜いたのは、ゴーレムでもなんでもない、ただの土人形さ」 ローブに隠れて見え辛かったかしら、と小ばかにしたように伸びをする。 この距離で当てただけでも大したもんだがね、と感心しながらあくびをする。 周囲を見回し、もう誰もいないことを確認した。 (しっかし…試し撃ちのつもりが、あれで撃ち止めたァ、もったいないことしたかね。 …そうでもないか、ガキ二人息の根を止められないんじゃ、使えないわ。何が『破壊の杖』さ) フーケは、苦労して盗み出した『破壊の杖』をあっさりとあきらめた。 「そ、れ、に」 「今更そんな事どーでもいーわ」 そしてゆっくりと地上へと降下していく。 「…『トライアングル』? 『シュヴァリエ』? 『ガンダールヴ』?」 大地に倒れ伏した敵を見下ろしながら着地。 「…『土くれのフーケ』なのよ……」 右肩の銃弾を素手で抉り出す。 「砂粒が何万粒集まろうが突破できる壁ではないッ!!」 「それにしても……」 あらためてフーケはリンゴォを眺める。かなり大きなダメージを受けているが、生きているのがわかる。 「ホントに人間かい? ゴーレムのパンチで原形留めてるだけでも大したもんだっつーのに」 言いながら、恐れる様子も無くリンゴォに近付いていく。 (どーやら、手加減しすぎたかねぇ? そーゆー力加減にゃ、あんまり向いてないからね) 「でも、ま! そのおかげで……」 リンゴォの『右腕』を確かめる。 (どうやら、無傷のようだね、『アレ』は) (危うく殺されかけて、壊れてました、じゃああんまりにも救いが無いからね) 「アレかね、人間っつーのは、わたしが思うよりタフなのかね」 リンゴォといいルイズといい、この連中の妙な悪運の良さにフーケは少し舌を巻いた。 「だ♪け♪ど♪」 彼女は今、かつてなくハイになっていた。 「いちばん『ツイてる』のは、このフーケなのよねぇ~キャフゥッ!」 スキップしたい気持ちを抑えながら、大きく深呼吸。 (しかし…本当に『戻す』とはね…。『6秒』か…。確かめた後でも信じられないよ。 たかが『6秒』とはいえ、知らなきゃとてもじゃないがやられていたかもしれないね) フーケはあらためて自分の幸運を噛み締めた。 (『時を戻す』マジックアイテム……こんなお宝、世界中探し回ったってどこにも無いよ!) (ペラペラ使い方まで話したと思えば『ロングビル』がやられても使おうとしなかったっていうのは… ま、流石ってとこかね。アタシなら喋ったりしないけどね) 『破壊の杖』など、足元にも及ばない究極のレアアイテム。 勿論、誰にもこれの存在を知らせるつもりは無い。ましてや、売っぱらうつもりなど毛頭ない。 「なーに、安心しな。その腕時計、だっけ? アンタなんかよりずっと上手く使ってやるさ!」 たかが6秒も使いよう。フーケの夢は拡がりまくりだった。 「その前に、完全に止めを刺しておくかね」 そう言ってフーケは杖を振りかぶったが、呪文の途中で動きを止めた。 視線の先には、リンゴォの拳銃が落ちていた。 「フン…。せっかくだから、コイツももらっておくとするかねぇ…。 ここまでイイ物頂いたんだ、お礼に自分の武器で殺してあげるよ。 感謝いたしますわ、ミスタ・ロードアゲイン」 杖を下ろすと、鼻歌を歌いながら銃を拾いに行く。 「まだ終わってねェーぞッ! このアマ! かかってきやがれッ!」 フーケは反射的に銃から飛び退いて周囲を見渡す。 声が聞こえたほうを確かめるがそこにはルイズが倒れているだけだった。 あれは女の声ではなかった。警戒していたフーケは、『あるもの』に気付くと、自嘲気味に笑った。 「フン! インテリジェンスソードかい! そんなボロじゃ売れそうにもないね。 せいぜい騒ぎな、後でアンタも始末してやるよ」 「ボロとはなんだテメーッ! コラ! 背を向けるとは何事だ! こっちを向け…お、オイ……」 再び銃を拾いに歩き出す。後ろで剣が吠えているが、そんなものは気にもならない。 「そしてフフフ…勝った……! このわたしの…!」 「いいえ、ロングビル…。勝ったのは……わたしたちよ。あなたじゃあない…」 聞こえてきたのは、女の声だった。
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(ディアボロ) ボスに必要なもの (ディアボロ・ドッピオ) それは何だ? (ディアボロ) 理念や理想じゃない (ディアボロ・ドッピオ) それはUTSUWA ただの器じゃない そんなUTSUWA ただただデカい器 それがボスのUTSUWA (ジョルノ) そんなの僕は認めない ボスとは器だけじゃない (ディアボロ) 帝王でもないくせに (ディアボロ・ドッピオ) 器にとやかく言うんじゃあないッ! (ジョルノ) 僕は麻薬を許さない (ディアボロ) 麻薬は何も悪くない (ジョルノ) 絶対 麻薬を許さない (ディアボロ・ドッピオ) そんな器でボスと言えるんですか (ディアボロ・ドッピオ) ボスのUTSUWA とってもとっても大きいよ ボスのUTSUWA コロッセオ換算何個分 ボスのUTSUWA キング・クリムゾン使うよ ボスのUTSUWA ディアボロだけが許されたその UTSUWA 原曲【ドラマバラエティ「実在性ミリオンアーサー」挿入歌「王のUTSUWA」】 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm24756648】
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氷柱と弾幕が激しくぶつかり合う。 相手は氷柱を回避しつつ弾幕を撃ち、ディアボロは氷柱にぶつからずにこちらにきた弾幕をホワイトスネイクに防御させる。 激しい打ち合いが続くが、ディアボロは高熱を出している。 首筋を冷やすことで強引に抑え込んでいるが、このまま拗らせるとどんな症状が起こるかわからない。 「(確かこの高熱の原因は感染症の類だったはずだ。原因となる菌だけを殺せばまともに闘える)」 ディアボロはメタリカで相手に迫る様に天井から壁を出現させる。 それを見た相手は、壁から逃れるために距離を取りだす。 さらにディアボロに最も近い壁が地面の近くまでせりだしてシャッター代わりになる。 そしてすぐにホワイトスネイクにDISCを作らせて挿入する。 ディアボロが危惧したのは、『高熱』よりも『拗(こじ)らせた場合に起こる症状』。 『退治しても治らない』可能性があるなら、早めに治療したほうが圧倒的にマシである。 「(こいつが別の症状を引き起こすことができなければこれで大丈夫だな)」 ホワイトスネイクのDISCを取り出し、代わりにストレイ・キャットのDISCを装備する。 その後一斉に壁を地中に戻し、ストレイ・キャットで空気を壁代わりに形成して相手への接近を試みる。 それを見た相手は弾幕を撃つが、その全てが空気に阻まれる。 この空気の壁、打撃にはかなり強い。キラークイーンの踏みつけやクレイジー・ダイヤモンドのラッシュを容易に凌げる耐久力がある。 だがそのかわりに斬撃には弱い。仗助がクレイジー・ダイヤモンドを使って水圧カッターのように飛ばした血で切断された前例がある。 キラークイーンも一緒に使えば空気弾を爆弾化できるが、こんな縦に狭いところで使ったら何が起こるかわからない為、今回は使われないだろう。 「……え?」 相手は空気の壁に邪魔されて弾幕が全然ディアボロに当たらないのを目撃するが、今まで見たこともない出来事にしばし呆然としてしまう。 この空気の壁、一見すると壁のある場所が『ただ歪んでいるだけ』にしか見えないため、なおさら理解するのが困難だ。 そしてその隙をついて、ディアボロは空気弾を撃つために狙いを定める。 たかが空気の塊と侮ってはいけない。 人間の女性の右足の爪を引きちぎり、上半身に当たってしまえば血を流して失神させてしまうぐらいの破壊力はある。 狙いを定めたディアボロは、空気弾を壁の向こうから次々と発射する。 『何か撃ってきた』のが分かった相手も弾幕を撃つが、先ほどの氷柱と違って弾幕にぶつかっても簡単は撃墜できない。銃弾のように『抉る』攻撃ではないからだ。 衝撃で軌道を逸らすぐらいはできるだろうが、空気弾そのものを破壊することができない。 更に空気の壁が弾幕を防ぐため、仮に弾幕が空気弾に当たらずにディアボロのほうに向かったとしても、空気の壁に防がれてディアボロがダメージを受けることがない。 つまり……この勝負、相手が弾幕を撃ち続けている限り、相手に一切の勝ち目はないのだ。 相手もそれに気づいたのだろうか。弾幕を撃つのをやめ、ディアボロに接近してくる。 接近戦はディアボロも望むところなので、あえて遠ざけようとはしない。 「こい」 ディアボロはただその言葉だけを発すると、再び空気弾の狙いを定める。 その間に相手の蹴りが空気の壁に命中したのはいいが、その程度では空気の壁を破ることはできない。 それを理解した相手は空気の壁を蹴って、再び天井の近くに戻る。 ディアボロは再び空気弾を発射する。しかし、相手は天井を蹴ってディアボロに接近しつつ(ディアボロから見て)左に移動して空気弾を避ける。 ディアボロが二発目の空気弾の発射体勢に入った瞬間、相手はディアボロめがけてとびかかり、なんと空気の壁に噛みついたのだ。 流石にそれはディアボロにとっては予想外だったが、取り乱すことなく狙いを定める。 しかし、空気の壁は噛み千切られたことにより穴の開いたタイヤのように空気が抜けて萎んでいく。 相手は空気の壁から離れて天井に戻ろうとするが、その瞬間にディアボロが相手めがけて接近してくる。 いや、正確には『何かに引き寄せられているかのように』相手に接近している。しかも空気弾をいつでも発射できる態勢に入っている。 それを見た相手は後ろに下がるが、ディアボロは軌道を変えて相手への接近を続ける。 明らかにおかしい。今のディアボロはジャンピン・ジャック・フラッシュのDISCを装備していないし、仮に装備していたとしても、こんな飛び方はしない。 メタリカで自分を相手に引き寄せていると考えるのが自然だろう。 相手は後ろに下がりながら弾幕を撃つことで離れさせようとするが、その瞬間背中に何か当たったのが感触でわかった。 咄嗟に横に移動しようととするが、左右を空気の壁でふさがれて回避できない。 この状態からして、相手の背中に当たったのも空気の壁だろう。 そのまま(弾幕をくらいながら)距離を詰めながら狙いを定め、腕を伸ばせば相手をつかめるぐらいの距離になった瞬間、空気弾を発射する。 回避と防御が不可能の状態に加え、(あるのかどうかは不明だが)距離による威力の減少は一切ない。 その状態で空気弾をくらったのだから、吐血こそしなかったものの相手はかなり怯んでしまう。 ディアボロはストレイ・キャットの能力を解除してマジシャンズ・レッドを出し、相手は咄嗟に距離を取る。 「……」 ディアボロは無言で相手をにらみ続けながら、装備しているDISCを変える。 マジシャンズ・レッドから…スケアリーモンスターズへと。 そして、迷うことなくスケアリーモンスターズのスタンド能力を発動させる。 スケアリーモンスターズのスタンド能力によって、ディアボロの爪は伸びると同時に鋭利になり、身体能力が向上する。 「……」 顔にヒビが入り、口がある程度裂け、歯は鋭い牙のようになり、爪が伸びて鋭利になっている。 「……」 その『異様』という言葉が似合う姿を見て相手は絶句していた。 初めて会ったときに自分を『人間』だと言っていた男の肉体が、『いきなり変化した』のだから驚くのも当然であろう。 「……えーっと……」 どうすればいいのかわからないらしく、戸惑っている。 だが、ディアボロが無言でこちらめがけて走ってきたのを見て応戦せざるをえなくなる。 ディアボロが右手を相手に突き出す。右手の爪で相手を刺すつもりだ。 相手は咄嗟に(相手から見て)右に回避してディアボロの側面に回り込んで蹴りを入れようとするが、空気の壁で妨害される。 更にディアボロは右手の爪で左上方向へと引っ掻き、相手は咄嗟に後ろにジャンプして回避する。 ディアボロも相手に飛びかかって左手の爪を右下の方向に振り下ろすが、相手はまた後ろにジャンプして避ける。 しかし、ディアボロは相手に走って接近しながら連続で左右の手を交互に相手に突き出す。 普通ならまったく意味のない行為だが、スケアリーモンスターズの能力で手の爪が鋭利になっている今、例えるなら両手に短い刃物を持って刺そうとしているようなもの。 しかも身体能力が強化されているせいで、左右の手を交互に突き出すスピードも上がっている。 「(さっきと闘い方がまったく違う…!)」 相手はひたすら後ろに下がって回避するが、その途中でディアボロが仕掛けた空気の壁に背中がぶつかって下がれなくなってしまう。 そこにディアボロの右足による回し蹴りが襲い掛かるが、相手はディアボロの右足を掴んで踏ん張る。 だがディアボロは氷の槍を作って右手で持ち、自分の右足を掴んでいる相手の右腕の付け根に狙いを定める。 相手が慌てて手を放した瞬間、ディアボロは左足だけでジャンプして氷の槍を投擲した。 それを相手は(相手から見て)左に小さくジャンプして回避すると、弾幕を撃ちながら浮遊して距離を取る。 ディアボロは空気の壁で弾幕を防ぎながら、装備しているホルス神とケース内のDISCを入れ替える。 そのまま右手の人差指で相手を指さすが、それがまるで相手を狙っているようにも見えなくない。 ……次の瞬間、人差指の爪が指から剥がれて円盤状に変形し、高速回転を始めた。 さらに両手首には小さな星型マーク、手の甲には甲虫の背中と思われるもの、その周囲には4本の小さな骨に類似したスタンド像が姿を現している。 タスク……ジョニィ・ジョースターのスタンド能力で、『悪魔の手のひら』と呼ばれる特殊な場所で自身の左腕に『聖人の左腕』が憑りついたことで発現したスタンドだ。 爪を高速回転させ、それを弾丸のように発射できる。しかも発射した直後に爪は再生するため、弾数は事実上無限である。 最初は爪で対象を切りつけた際に切断する力を伝導させたり爪の遠隔操作ができたが、いつの間にやら爪を発射する能力に変わっていた。 やがてはここからさらに進化を遂げ、Act4と呼称された最終進化形態の状態で撃った爪弾に被弾した場合、『体の細胞一つ一つが回転する』という異常事態を引き起こす。 しかもその後色々あって運悪くAct4の爪弾をくらった女性は、瞬時に粉々になって異次元に消失してしまった。 さらに、空間にできた『光』にある隙間を『こじ開けたり』、『止まった時の中を動こうとしたり』と尋常じゃない進化を遂げている。 だが今のディアボロはAct4の存在を未だ知らないし、『黄金の回転』も彼にはできないため、Act2以上の進化は見込めない。 いつの間にか、右手の人差指だけでなく両手の全ての爪が回転を始めている。 爪の回転に気づいた相手はディアボロが右手の人差指で自分を指さしている理由に気づいて咄嗟に(相手から見て)右に移動する。 その直後、ディアボロは右手の人差指の爪を相手に対して発射した! 放たれた爪弾は空気の壁をたやすく貫通し、相手の脇腹を掠る。 その一撃を受けた相手は、反撃といわんばかりに弾幕を撃ちだす。 いくら爪が鋭利になったといえども、爪弾の威力自体にはあまり変化はないようだ。 だが爪弾も弾数は無限だ。連射しながらどんどん相手に接近していく。 相手も爪弾を弾き落とすために弾幕を撃ち続けるが、少しずつ後退していっている。 ディアボロもタスクの射程距離から出させないために接近していく。 しかし、相手は手から放つ爪弾に気を取られて、あることに気づいていなかった。 そう、この状態のタスク(Act1)は…… 足からも撃てる。 両手足の爪の数の合計は20。 つまり、最大で同時に20発も同時に発射できるのだ。 だがそれでは正確に狙えないため、やるとしても片側の手足の爪全てを一度に撃つぐらいだろう。 相手が手から放つ爪弾に気を取られている隙に、ディアボロは足の爪も発射態勢に入らせていた。 右足を見やすいように前に出して、右足の親指をさりげなく相手の左足と直線上になるように位置を調整し、足から爪弾を発射する。 相手はそれに気づけずに左足首に被弾してしまう。 「…ッ!?」 痛みを堪えたものの、その直後に相手が見たのは、両手の爪をタイヤ代わりにして自分に接近してくるディアボロの姿だった。 相手は浮遊することで左足首の損傷による歩行速度の低下を無視できる状態にする。 だがディアボロが相手に接近するスピードは、先ほど走って接近してきた時よりも速い。 更に距離を取ってもタスクで攻撃できるようになったため、もはや遠距離戦も有利とはいえない。 浮遊して距離を取ろうとする相手と、タスクの能力を使って接近するディアボロ。 相手は全速力でディアボロの上を通ってディアボロの背後を取り、ディアボロは両手の爪の回転を止めてスピードを落とす。 だが『徐々にスピードを落とす』のではなく『急に回転を止めた』ため、慣性の法則で前のめりに転んでしまう。 しかし、『前のめりに倒れる』ということは『自分の後ろを見られる』ということ。 前のめりのまま相手の位置とこいしが視界に入っていないことを確認したディアボロは、狙いを定めて両手の人差指の爪を発射する。 相手は爪弾が発射されたのに気付くも、時すでに遅し。予想外の二撃は相手の腹部に命中し、相手は地面に落下する。 ディアボロはそれを確認して起き上がると、爪の回転を維持したまま相手に近づいていく。 「こ……降参!降参だよ!」 これ以上闘ったら殺されるとでも思ったのだろうか。 相手は降参し、それを聞いたディアボロは恐竜化と爪の回転を止める。 「……わかった」 ディアボロはスケアリーモンスターズとタスクのDISCを額から取り出し、そのまま降参した相手に近寄っていく。 「これから爪弾を取り出す。…動くなよ」 ディアボロはケースに先ほどの2枚のDISCを入れ、ダイバー・ダウンとクレイジー・ダイヤモンドを装備してダイバー・ダウンを相手に潜行させる。 『爪弾を摘出しろ、ダイバー・ダウン』 その状態で爪弾を探させ、摘出させるのだ。 「ディアボロが撃ったのって、『爪』だったの?」 こいしはディアボロの側で腹から血を流している相手を観察しながら質問をする。 …といっても、こいしにスタンドは見えないのだが。 「ああ」 ダイバー・ダウンが腹部に撃ち込んだ二発の爪弾を見つけ出し、その二つを腹部の傷から摘出する。 そして再び潜伏すると、今度は左足首から爪弾を一発摘出する。 「これで全部だな」 ディアボロは命中した爪弾を全て摘出したことを確認すると、クレイジー・ダイヤモンドで相手の傷を治す。 「傷は治しておいた」 ディアボロにそう言われて相手は腹部を触って確認する。 彼の言っていることが本当であることを確認すると、自身の血で塗れた爪弾を拾い 「まさか、爪で撃たれる日が来るとはね…」 そう言って爪弾を置いた。 「流石に予想外だったか?」 「まったくだよ……」 ディアボロは軽く笑いながら問いかけ、相手は呆れながら答える。 「そういえば、私が仕掛けた感染症は?」 「殺菌して治した」 「……え?」 相手の問いかけにディアボロはあっさりと答える。 …その予想外の答えに相手は思わず聞き直す。 「殺菌して治した」 「……どうやって?」 「自分の体をいじって」 「……」 相手はディアボロのわけのわからない答えに沈黙してしまう。 だがあの闘いで彼は爪を撃ってきたため、『自分の体を自在に操る程度の能力』の応用だと思って納得したようだ。 「そういうお前はなんで俺に高熱を出させた?」 今度はディアボロが相手に質問をする。 相手を見ながら質問をしたのだが、その眼は相手を睨んでいる。 「あんたを逃がさないためだったんだけど、それが裏目にでたとはね」 「あれさえなければ俺がお前を攻撃する理由はなかったんだがな」 相手はため息をつき、ディアボロは呆れて文句を言う。 確かにあの高熱とその後の相手の発言で、ディアボロは闘わざるを得なくなったのだ。 「地下に落とされた妖怪の力を見せつけるはずだったけど、まさかあんなに圧倒されるなんて思わなかったよ」 相手は知らないが、ディアボロはこの地底でお燐、こいし、さとり、勇儀と4体の妖怪…内一体は鬼と闘って勝利している。 今更土蜘蛛が敵うわけがないのだが、知らないのだから仕方ない。 「だって、ディアボロは私たちや鬼に勝っているんだもんね」 こいしの発言を聞いて、土蜘蛛はびっくりする。 目の前の人間がさとり2体と鬼に勝っていたのを、たった今知ったからだ。 「なるほど、私が敵わないわけね」 だが同時に、相手の強さに納得したようだ。 「さて……そろそろ行くか。いつまでもここで長話しているわけにはいかない」 ディアボロは立ち上がり、風穴の出口の方向を向く。 「そうだね、あんたは人間だからここじゃなくて地上がお似合いよ」 土蜘蛛は座ったままディアボロを見てそう言った。 「…そうだな」 ディアボロは風穴の出口に向かって歩いていき、こいしもその後についていく。 一方の土蜘蛛は、風穴の奥へと進んでいく。 地上に『自らの意思で』生きる『人間』と地下で生きることを『強制された』『妖怪』。 いつしか堂々とお互いが一緒に暮らしていける日が来るのかどうかは、誰にもわからない。 「もうすぐだな」 「そうだね」 ディアボロとこいしは会話をしながら風穴の出口へと進んでいく。 その時、突然上から何か降ってきた。 ……のだが ディアボロの頭にぶつかる直前で空気の壁にぶつかり、さらに空気の壁の中に潜行していたダイバー・ダウンにディアボロの背中側から持ち上げられた。 「………」 桶に気づいたディアボロが動きを止めて無言で上を向くと、桶からこちらを覗く者と目が合った。 ディアボロの後についていっていたこいしも、彼が動きを止めたことを不思議に思う。 「………」 「どうしたの?」 「上から桶が降ってきた。しかもこっちを見ている奴がいる」 ディアボロはこいしの質問に答え、こちらを覗く者と無言で数秒見つめ合った後、黙ったままクレイジー・ダイヤモンドを出す。 そしてクレイジー・ダイヤモンドでダイバー・ダウンから桶を受け取ると、思いっきり風穴の奥目掛けて投げた。 質問の答えを聞いて桶を見ていたこいしは、風穴の奥へと投げ飛ばされていく桶とその中に入っている者を振り向いて見ることしかしなかった。 「よし、行くぞ」 ディアボロはこいしにそう言うと再び出口に向かって歩き始める。 こいしもディアボロの方を向くと、再び後からついていく。 ここまでくれば、出口まであと少しだ。 ……あの釣瓶落としがどうなったかは二人はまったく気にしていない。 だが確実に言えるのは、『ディアボロと闘うことすらなく負けた』ということだけである。 ディアボロとこいしは、とうとう風穴から出た。 地上を照らす太陽の光が、二人の体を照らしている。 「太陽の向きからして……ちょうど昼時か?」 ディアボロは太陽のある位置を見て今の時間帯を推測する。 「こいし、これからお前はどうする?」 「わからないよ。時々私の体は自由が効かなくなるから」 こいしは笑顔でそういっているが、『自分の体を自由に動かせない』というのは相当辛いものだ。 恐らく『無意識を操る程度の能力』の影響だと思われるが、こいし自身はその影響を大して気にもしていないようだ。 「そうか……」 『自分の体の自由が利かない』ことについては、ディアボロも経験がある。 ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力を受けて何度も死んでいたとき、必死で体を動かそうとしても動かなかったことがあるからだ。 そのことをそして二人は出会い、会話し、闘い、交流を深めていった。思い出しても表情一つ変えないところを見ると、今の彼は死に続けていたときと比べて精神的にかなり成長していることがわかる。 「まあ、お前なら心配する必要はないだろう」 ディアボロはそう言いながらクレイジー・ダイヤモンドのDISCとジャンピン・ジャック・フラッシュのDISCを入れ替える。 「……お互いに気づかないうちに、またどこかで会うかもな」 「大丈夫だよ。私が気づいたら声をかけてあげるから」 そう言ってこいしはディアボロの側に移動する。 こいしはディアボロに笑顔を向けると宙に浮き、ディアボロもジャンピン・ジャック・フラッシュの能力で宙に浮く。 「俺はこれから命蓮寺に帰る。どこにいったかわからずに心配されているかもしれないからな」 ディアボロはそう言って命蓮寺の方向へと飛び出す。 「私も途中までついていこうかな」 こいしもその後をついていった。 だが、きっといつの間にかいなくなってしまうのだろう。 他人の心を拒絶したこいしが、再び他人の心を受け入れるようになるのはいつなのかは誰にもわからない。 だが、ディアボロとの出会いは彼女が彼のことを『知りたい』と思ったことから始まったのは事実だ。 そして二人は出会い、会話し、闘い、僅かな時間だけとはいえ、交流を深めていった。 彼との出会いが、彼との交流が、たとえ微々たるものでもこいしの『何か』を変えるきっかけになるのかもしれない。
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全ジョジョ最強であると荒木が認めた承太郎の顔についているもの ふつうはこれでものを食べるが承太郎はオーバーヘブンによって普通の栄養の無限倍栄養があるエネルギーを常時生み出し続けている上にスタンドパワーがそもそも無限 しかもスタンドパワーのロスエネルギーが限りなくゼロであるので全くの無意味 EXEXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう((星の白銀・世界・天国(スタープラチナ・オーバーヘブン(ザ・ワールド)))) 天国に到達したDIO(世界・天国(ザ・ワールド・オーバーヘブン) EXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(星の白銀・世界(スタープラチナ・ザ・ワールド))) DIO(世界(ザ・ワールド)) EX 空条 承太郎(*1) DIO(ザ・ワールド(素手、時止めなし)) SSS DIO(隠者の紫(ハーミットパープル)) SS 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(素手)) ヴァニラ・アイス(クリーム) 再起不能となったジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車・鎮魂歌(チャリオッツ・レイクイエム)) S モハメド・アヴドゥル(魔術師の赤(マジシャンズレッド)) 花京院 典明(かきょういん のりあき(法王の緑(ハイエロファントグリーン) ジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車(シルバーチャリオッツ)) ペット・ショップ(ホルス神) ダニエル・J・ダービー(ダービー兄(オシリス神)) アヌビス神(ジャン=ピエールポルナレフ) AAA 空条 承太郎(*2) ジョセフ(波紋・隠者の紫(ハーミットパープル)) イギー(愚者(ザ・フール)) ラバーソウル(黄の節制(イエローテンパランス)) エンヤ婆(エンヤ・ガイル(正義(ジャスティス))) J・ガイル(吊られた男(ハングドマン)) ミドラー(女教皇(ハイプリエステス)) ンドゥール(ゲブ神) アヌビス神(カーン) ケニーG(ティナー・サックス) AA 呪いのデーボ(悪魔(エボニーデビル) グレーフライ(灰の塔(タワーオブグレー)) 偽キャプテン・テニール(暗黒の月(ダークブルームーン))フォーエバー(力(ストレングス)) ホル・ホース(皇帝(エンペラー)) ネーナ(女帝(エンプレス)) ズィー・ズィー(運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)) 鋼入りのダン(スティーリー・ダン(恋人(ラバーズ))) アラビア・ファッツ(太陽(サン)) マニッシュ・ボーイ(死神13(デス・サーティーン(悪夢世界(ナイトメア・ワールド))) カメオ(審判(ジャッジメント)) オインゴ(クヌム神) ボインゴ(トト神) アヌビス神(チャカ) マライア(バテスト神) アレッシー(セト神) テレンス・T・ダービー(アトゥム神) A ヌケサク 大統領(ラブトレイン) プッチ(MIH) ジョナサン ジョルノ(GER) 究極カーズ BBB 空条 ホリィ(くうじょう ほりぃ(茨(癒しの能力))) ディアボロ ディエゴ・ブランドー(THE WORLD(ザ・ワールド(オレだけの時間だぜ))) ジョニィ(Act4) ジャイロ(BB) 吉良 大統領 BB ウィルソン・フィリップス上院議員(車)ウェザー ディエゴ・ブランドー(恐竜(スケアリー・モンスターズ)) B 空条 貞夫(くうじょう さだお) 仗助 カルネ 露伴 重ちー CCC ワムウ 音石 ローゼス ウィルソン・フィリップス上院議員(素手) カーズ 猫草 CC チョコラータ イルーゾォ アン(家出少女)シェリー・ポルナレフ ソフィー マレーナ エシディシ C リゾット サーレー セッコ スージーQ・ジョースター DDD ブチャラティ ギアッチョ ポルポ 定助 DD 定助 サンタナ ホルマジオ アナスイ D ウンガロ ズッケェロ EEE ミスタ トリッシュ 形兆 EE オエコモバ ホルマジオ ドナテロ 噴上 E ラングラー F・F サウンドマン 吉廣 ジャンケン小僧 FFF リキエル ジョンガリ・A ヴィヴァーノ ドナテロ 康一 FF フーゴ エルメェス マックイイーン ケンゾー グッチョ 億泰 F ヴェルサス GGG マイクO GG ナランチャ G ブンブーン HHH 虹村さん(京) HH リキエル ラングラー H メローネ アンジェロ III 11人の男 ホットパンツ II シュトロハイム ウェカピポ I アクセルRO マジェント JJJ ジョセフ JJ スポーツマックス J ジャイロ KKK プロシュート アバッキオ リンゴォ KK DアンG ペッシ K ミューミュー LLL マライア LL ミラション L スクアーロ MMM 未起隆 MM プッチ M エニグマの少年 NNN グェス 定助 ディスコ NN マウンテンティム N フェルディナンド博士 OOO ブラックモア OO ジョニィ O ポークパイハット小僧 由花子 PPP プッチ PP ジャイロ P ルーシー 間田 QQQ ティッツァーノ 玉美 QQ トニオ ネズミ RRR カーズ RR ジョルノ
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世界に満ちた元素のひとつ 呼吸するのにも使う 荒木が全ジョジョ最強と認めた承太郎が利用する概念でもあるが オーバーヘブンはこの概念そのものを超越するため 呼吸する生物は承太郎には絶対に勝てない そして呼吸しない生物もまた大気の元祖がないため承太郎に勝つことは不可能 EXEXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう((星の白銀・世界・天国(スタープラチナ・オーバーヘブン(ザ・ワールド)))) 天国に到達したDIO(世界・天国(ザ・ワールド・オーバーヘブン) EXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(星の白銀・世界(スタープラチナ・ザ・ワールド))) DIO(世界(ザ・ワールド)) EX 空条 承太郎(*1) DIO(ザ・ワールド(素手、時止めなし)) SSS DIO(隠者の紫(ハーミットパープル)) SS 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(素手)) ヴァニラ・アイス(クリーム) 再起不能となったジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車・鎮魂歌(チャリオッツ・レイクイエム)) S モハメド・アヴドゥル(魔術師の赤(マジシャンズレッド)) 花京院 典明(かきょういん のりあき(法王の緑(ハイエロファントグリーン) ジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車(シルバーチャリオッツ)) ペット・ショップ(ホルス神) ダニエル・J・ダービー(ダービー兄(オシリス神)) アヌビス神(ジャン=ピエールポルナレフ) AAA 空条 承太郎(*2) ジョセフ(波紋・隠者の紫(ハーミットパープル)) イギー(愚者(ザ・フール)) ラバーソウル(黄の節制(イエローテンパランス)) エンヤ婆(エンヤ・ガイル(正義(ジャスティス))) J・ガイル(吊られた男(ハングドマン)) ミドラー(女教皇(ハイプリエステス)) ンドゥール(ゲブ神) アヌビス神(カーン) ケニーG(ティナー・サックス) AA 呪いのデーボ(悪魔(エボニーデビル) グレーフライ(灰の塔(タワーオブグレー)) 偽キャプテン・テニール(暗黒の月(ダークブルームーン))フォーエバー(力(ストレングス)) ホル・ホース(皇帝(エンペラー)) ネーナ(女帝(エンプレス)) ズィー・ズィー(運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)) 鋼入りのダン(スティーリー・ダン(恋人(ラバーズ))) アラビア・ファッツ(太陽(サン)) マニッシュ・ボーイ(死神13(デス・サーティーン(悪夢世界(ナイトメア・ワールド))) カメオ(審判(ジャッジメント)) オインゴ(クヌム神) ボインゴ(トト神) アヌビス神(チャカ) マライア(バテスト神) アレッシー(セト神) テレンス・T・ダービー(アトゥム神) A ヌケサク 大統領(ラブトレイン) プッチ(MIH) ジョナサン ジョルノ(GER) 究極カーズ BBB 空条 ホリィ(くうじょう ほりぃ(茨(癒しの能力))) ディアボロ ディエゴ・ブランドー(THE WORLD(ザ・ワールド(オレだけの時間だぜ))) ジョニィ(Act4) ジャイロ(BB) 吉良 大統領 BB ウィルソン・フィリップス上院議員(車)ウェザー ディエゴ・ブランドー(恐竜(スケアリー・モンスターズ)) B 空条 貞夫(くうじょう さだお) 仗助 カルネ 露伴 重ちー CCC ワムウ 音石 ローゼス ウィルソン・フィリップス上院議員(素手) カーズ 猫草 CC チョコラータ イルーゾォ アン(家出少女)シェリー・ポルナレフ ソフィー マレーナ エシディシ C リゾット サーレー セッコ スージーQ・ジョースター DDD ブチャラティ ギアッチョ ポルポ 定助 DD 定助 サンタナ ホルマジオ アナスイ D ウンガロ ズッケェロ EEE ミスタ トリッシュ 形兆 EE オエコモバ ホルマジオ ドナテロ 噴上 E ラングラー F・F サウンドマン 吉廣 ジャンケン小僧 FFF リキエル ジョンガリ・A ヴィヴァーノ ドナテロ 康一 FF フーゴ エルメェス マックイイーン ケンゾー グッチョ 億泰 F ヴェルサス GGG マイクO GG ナランチャ G ブンブーン HHH 虹村さん(京) HH リキエル ラングラー H メローネ アンジェロ III 11人の男 ホットパンツ II シュトロハイム ウェカピポ I アクセルRO マジェント JJJ ジョセフ JJ スポーツマックス J ジャイロ KKK プロシュート アバッキオ リンゴォ KK DアンG ペッシ K ミューミュー LLL マライア LL ミラション L スクアーロ MMM 未起隆 MM プッチ M エニグマの少年 NNN グェス 定助 ディスコ NN マウンテンティム N フェルディナンド博士 OOO ブラックモア OO ジョニィ O ポークパイハット小僧 由花子 PPP プッチ PP ジャイロ P ルーシー 間田 QQQ ティッツァーノ 玉美 QQ トニオ ネズミ RRR カーズ RR ジョルノ
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荒木が全ジョジョ最強と認めた承太郎の必殺技 その圧倒的切断力は世界そのものを分断する一撃 使われたらオーバーヘブン以外全員即死 EXEXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう((星の白銀・世界・天国(スタープラチナ・オーバーヘブン(ザ・ワールド)))) 天国に到達したDIO(世界・天国(ザ・ワールド・オーバーヘブン) EXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(星の白銀・世界(スタープラチナ・ザ・ワールド))) DIO(世界(ザ・ワールド)) EX 空条 承太郎(*1) DIO(ザ・ワールド(素手、時止めなし)) SSS DIO(隠者の紫(ハーミットパープル)) SS 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(素手)) ヴァニラ・アイス(クリーム) 再起不能となったジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車・鎮魂歌(チャリオッツ・レイクイエム)) S モハメド・アヴドゥル(魔術師の赤(マジシャンズレッド)) 花京院 典明(かきょういん のりあき(法王の緑(ハイエロファントグリーン) ジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車(シルバーチャリオッツ)) ペット・ショップ(ホルス神) ダニエル・J・ダービー(ダービー兄(オシリス神)) アヌビス神(ジャン=ピエールポルナレフ) AAA 空条 承太郎(*2) ジョセフ(波紋・隠者の紫(ハーミットパープル)) イギー(愚者(ザ・フール)) ラバーソウル(黄の節制(イエローテンパランス)) エンヤ婆(エンヤ・ガイル(正義(ジャスティス))) J・ガイル(吊られた男(ハングドマン)) ミドラー(女教皇(ハイプリエステス)) ンドゥール(ゲブ神) アヌビス神(カーン) ケニーG(ティナー・サックス) AA 呪いのデーボ(悪魔(エボニーデビル) グレーフライ(灰の塔(タワーオブグレー)) 偽キャプテン・テニール(暗黒の月(ダークブルームーン))フォーエバー(力(ストレングス)) ホル・ホース(皇帝(エンペラー)) ネーナ(女帝(エンプレス)) ズィー・ズィー(運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)) 鋼入りのダン(スティーリー・ダン(恋人(ラバーズ))) アラビア・ファッツ(太陽(サン)) マニッシュ・ボーイ(死神13(デス・サーティーン(悪夢世界(ナイトメア・ワールド))) カメオ(審判(ジャッジメント)) オインゴ(クヌム神) ボインゴ(トト神) アヌビス神(チャカ) マライア(バテスト神) アレッシー(セト神) テレンス・T・ダービー(アトゥム神) A ヌケサク 大統領(ラブトレイン) プッチ(MIH) ジョナサン ジョルノ(GER) 究極カーズ BBB 空条 ホリィ(くうじょう ほりぃ(茨(癒しの能力))) ディアボロ ディエゴ・ブランドー(THE WORLD(ザ・ワールド(オレだけの時間だぜ))) ジョニィ(Act4) ジャイロ(BB) 吉良 大統領 BB ウィルソン・フィリップス上院議員(車)ウェザー ディエゴ・ブランドー(恐竜(スケアリー・モンスターズ)) B 空条 貞夫(くうじょう さだお) 仗助 カルネ 露伴 重ちー CCC ワムウ 音石 ローゼス ウィルソン・フィリップス上院議員(素手) カーズ 猫草 CC チョコラータ イルーゾォ アン(家出少女)シェリー・ポルナレフ ソフィー マレーナ エシディシ C リゾット サーレー セッコ スージーQ・ジョースター DDD ブチャラティ ギアッチョ ポルポ 定助 DD 定助 サンタナ ホルマジオ アナスイ D ウンガロ ズッケェロ EEE ミスタ トリッシュ 形兆 EE オエコモバ ホルマジオ ドナテロ 噴上 E ラングラー F・F サウンドマン 吉廣 ジャンケン小僧 FFF リキエル ジョンガリ・A ヴィヴァーノ ドナテロ 康一 FF フーゴ エルメェス マックイイーン ケンゾー グッチョ 億泰 F ヴェルサス GGG マイクO GG ナランチャ G ブンブーン HHH 虹村さん(京) HH リキエル ラングラー H メローネ アンジェロ III 11人の男 ホットパンツ II シュトロハイム ウェカピポ I アクセルRO マジェント JJJ ジョセフ JJ スポーツマックス J ジャイロ KKK プロシュート アバッキオ リンゴォ KK DアンG ペッシ K ミューミュー LLL マライア LL ミラション L スクアーロ MMM 未起隆 MM プッチ M エニグマの少年 NNN グェス 定助 ディスコ NN マウンテンティム N フェルディナンド博士 OOO ブラックモア OO ジョニィ O ポークパイハット小僧 由花子 PPP プッチ PP ジャイロ P ルーシー 間田 QQQ ティッツァーノ 玉美 QQ トニオ ネズミ RRR カーズ RR ジョルノ